京都に訪れたら、やはり日本古来からある着物で観光をしたいと考えている方も多いかと思います。
伝統的で華やかな色合い、絵柄も日本独特で魅力的ですよね。
実際に着用して写真を撮ったり、街中を歩くのもよい思い出になるはずです。
ただ、着物を着る際には様々な注意点があります。
一般的な洋服とは違うため、美しく着こなすことも大切なポイントになります。
着物をレンタルする前に抑えて欲しい点を4つお伝えしますので、ぜひ覚えておいてくださいね。
1.着物を着る時、下着はどうする?
下着は、基本的に普段と同じもので問題ありません。
ただし、股上の深いショーツ等は、着物を着るとショーツが帯に押さえられてしまい、お手洗いの時にショーツを下げるのが大変です。
ローライズのショーツがおすすめです。
また、冬は寒いので防寒対策を薦められることもあります。
その際、インナーを着用される場合は、着物を着た時に見えにくいVネックがおすすめです。
折角綺麗に着付けて貰ったのに、中の長袖が見えるのは少し残念です。
七分袖 のものを着るか、着物を着たら袖は肘下辺りまで捲っておきましょう。
2.着付けて貰う時は前を向く!
着付けて貰う時、どうなっているのか気になってしまうと思います。
気になるとスタッフの手元に注目して顔が下を向いてしまいます。
ただ、下を向くと、着付けるスタッフは困ります。
なぜなら、洋服とは違い襟元を合わせる必要があるため、下を向いているとうまく着付けることが出来なくなってしまいます。
うまく着付けができないと、その後観光する際、着物がずれてきてしまうこともあります。
ついつい下を向きがちになるので、着付けて貰う時は前を向くように意識してくださいね。
3.着付けて貰った後は背中に注意!
数人でお店に行くと、全員同時に着付けが始まるとは限りません。
スタッフが足りない場合などで、お友達を待つことになるかもしれません。
もちろん座って待っていて大丈夫なのですが、その際背中に注意して下さい。
腰に巻いてある帯は背中で綺麗な形に結んであります。
ボリュームを敢えて作って結んで、後ろ姿も綺麗に見えるようにしているため、普段と同じように背中を背もたれや壁にくっつけてしまうと結んだ帯が崩れてしまいます。
いつもとは違うことを意識して動くようにして下さいね。
4.大きな動作はしない、大股で歩かない
着付けて貰った時、嬉しくて思わず手を上に上げたりしたくなるかもしれません。
しかし、着物はあまり大きな動作が出来るようにはなっていません。
腕を上げるといっても、それほど上げることは出来ません。
勢いよく腕を上げるだけでも、着崩れてしまいます。
歩く時も、歩幅は小さくしないと見栄えが悪くなってしまいます。
折角綺麗に着付けて貰ったのですから、動きも小さくそっと歩くように意識しましょう。
さて、着物を着付けて貰う際に気を付けたい4つのことをご紹介しました。
着物は普段着る洋服とは違う点が多いです。
ご紹介した点はほんの一部です。
綺麗に着るために着る人が気を付けなければ、あっという間に着崩れてしまいます。
初めて着ると、少し疲れてしまうかもしれません。
着物で京都を観光するのであれば、あまり色んな場所に行かず狭い範囲を歩くようにした方が良いでしょう。
注意するべき点を意識して、ぜひ日本らしい思い出を作って下さい。